ロードバイクの工具を買おう 2013-11-18
というわけでロードバイクの話です。
安価ロードバイクを5000kmほど走行したのですが、流石にがたつきが見えてきました。
異音、ギア空転、あるいは、「こんなに遅かったっけ?」と感想を抱くようになります。
人命に関わる話でもありますからきっちりとメンテナンスしましょう、で終わる話ですけどね。
というわけでメンテナンスしましょう。
自分で。
本記事はロードバイクについての、安価な工具購入の助けを目的としています。
私の工具購入プロセスをつらつらと書いていきますのでお付き合いください。
高級志向の方は去ってください。
[44pc自転車工具セット]
まずは工具セットを探しました。安いものを発見。
このセットの購入をもって工具購入は終了するかと思われたのですが、
私を思いとどめるものがありました。
これ、安すぎます。
[PARKTOOL ホームメカニックツールキット AK-37]
ちなみにより高いものですと、左のような工具セットがあります。
上と10倍差以上。
いったい何が違うのでしょう。
安価な方の工具セットのレビューが20件ほどあったので目を通しました。
そのアイテムの欠点として挙げられた項目は以下の通りです:
・[理由不明] 部品と合わず、使用できなかったものがあった
・モンキーレンチの開閉が硬い
・力を入れると工具が曲がる、あるいはつぶれる
・工具箱内にて工具が固定されていない(つまり箱の開閉が面倒?)
・・・・・・。
実際に購入しなくてはなんとも言えませんが、
万一上記欠点が余すところなく当選した日には、悔しいことこの上ないでしょう。
工具を安く手に入れたい、しかしセット\3,150は避けたいという内なる強欲ニーズには、
評判の良いアイテムを個別に購入していくという対応が適切です。
その詳細を紹介していきましょう。
なお、私のロードバイク GIANT 2011 DEFY3に必要だった工具類であることを注意しておきます。
■コッタレス抜き [E-tool(イーツール) コッタレス抜き ST-241A]
クランクを外す際に用いる工具です。\680くらいで購入。
BB(ボトムブラケット)を掃除するためにクランクは外しますよね。
実際使ってみましたが、精度、耐久性、共に満足です。
ちなみにこのアイテム無しで、力ずくでクランク外しに挑みましたが、無理でした。
それと、恐ろしく安いものも偶然見付けたため、下に貼っておきます。
■ハブスパナ [ホーザン(HOZAN) 段付スパナセット C-503]
タイヤのベアリング掃除をしたい際にある程度、タイヤの分解を試みるわけですが、
その際に用いるスパナです。\515くらいで購入。
リアタイヤは別途工具が必要ですが、
フロントタイヤはこれだけでペアリング取り出せるくらい分解できます。
単なるスパナかと思いましたが、これは薄さがポイントです。約2mm。
100円均一のスパナでは厚すぎて代用できないかと思います。
またこのアイテムは、一本で4つのサイズ(13,14,15,16mm)に対応しているため、とても心強いです。
さらに、実はこのアイテムはそのスパナ2本セットという内容です。
実際に使用してはみたものの、ナットが非常識なほどきつい、ということが無かった為、
耐久性に関してはなんとも言えません。
しかし、曲がる気配もなく、元気でやってます。
なお、この購入を検討する人は、サイズについて確認すると良いです。
中にはこのスパナが対応できない、17mmが必要な人もいるようですから。
(その17mmナット処理は本当に薄型スパナでなければならないのだろうか?)
ノギスなど持っていない私は厚紙にて偽スパナを作り、サイズを事前に確認しました。
全て、貧乏が悪いのです。
■BB工具 [バイクハンド YC-26BB-2 カートリッジBB工具 YC-26BB-2]
BB外しに使用します。\1,139くらいで購入。
BBをフレームから外せるだけです。BBの分解までは無理です。
amazonの写真と実物が一致していません。そんなもんです。
これは評判があまり良くないようですが、気にせず買ってみると問題なしでした。
しっかりしたもんですよ。
やはり取っ手つきのタイプでなくては。
私は頑丈な自転車スタンドを持ち合わせていないため、ロードバイク固定に手を一つ使うのですよ。
残る手は一つ。
手一つで、左の器具+モンキーレンチが使えるでしょうか?
やってみないことにはわかりませんが、とにかく上の取っ手付きで満足。
ちなみにホローテック2のBBだとこれら工具ではだめそうです。
目視でよいので、これら工具が使えそうかクランク周りを確認しましょう。
■フリーホイールリムーバー/フリーホイールチューナーセット [BIKE HAND YC-501A/YC-126-2A SET]
二つとも、後輪のベアリング掃除までに必要な工具です。\1,680くらいで購入。
やっぱり取っ手がなくてはね。
■モンキーレンチ [trad Acttecモンキーレンチ200mm]
左のリンクのものではないのですが、別にドンキホーテにて\799で購入しました。
色が赤の代わりに青である以外はこれっぽいです。
今までひたすらamazonのリンクを貼ってましたが、
通販ではなく実物を手にとって見てみると、精度がわかって良いです。
私は、アゴ移動の円滑さとアゴ噛み具合で選びました。
専用工具と一緒に使う人は、サイズをよく確認してモンキーレンチを購入しましょうね。
専用工具が大きすぎて、モンキーレンチで挟めないこともありえますから。
■六角レンチ(呼び方なんぞどうでもよいです)
これも左リンクのものではなく、別に100円均一にて入手しました。
……だめだったので、400円ほどで買いなおしています。
もしクランクがFSA tempoであれば、8mmの六角レンチが必要であることに注意してください。
クランクの支点に、大き目の六角穴が確認できるはずです。それ8mm。
探せば、8mmレンチ込みのセットを売っている100円均一ショップがあります。質はあれですが。
ちなみにSHIMANO製クランクだと、左の工具が必要なようです。
こちらは必要になったら購入する予定。
今乗っている自転車の分解には必要なのですよ。
■チェーン切り
お察しの通り、これも左リンクのものではなく、別にホームセンターにて入手しました。
ロードバイク向けでもなかったです。700円くらいでしたか?
不満はないです。
■ペンチ
これも左リンクのものではなく、別に100円均一にて小サイズを入手しました。
はさむという機能は問題ないのですが、切断する、が全くだめですね。
ワイヤーカバーを切断するだけで刃がつぶれます。
切断の用事があったときに、新規購入の検討をする予定です。
■プラスドライバー
これも左リンクのものではなく、別に100円均一にて入手しました。
後悔し、300円ほどで買いなおしました。
質の悪いドライバーだと、ねじにも悪影響を及ぼしますからね。まさにそうでした。
使用1年くらいでは気づかなかったのですが、はい、安もんはだめです。
上で紹介した他のアイテムも、いつかそんな感想を抱くかもしれませんね。
そのときはそのとき。
図らずも良いまとめになったところで、本記事は終わります。
と思いましたが、最後に金額を合計しましょう。
使った金額合計、\5,828。
最初に紹介した安価な工具セット(\3,150くらい)に対し、足りない工具もあるでしょうが、
こんなものではないでしょうか。私は満足しています。
真に勝手ながら、質は断然上回っていることを期待してしまいます。
もし、もっと安くて良い品を発見しましたら、ぜひ私に教えないでください。
だって悔しいですから。
ついでに、工具ではないものも紹介しましょうか。
■パーツクリーナー [エーゼット(AZ) パーツクリーナーイエロー840 Y005[HTRC 3] ]
チェーン汚れがよく落ちます。\224くらいで購入。
安いです。840mlも入っているんですけどね!
■グリス [エーゼット(AZ) リチウムグリース]
これは、どうなんでしょうね。なんだかわからず使っています。
400gたっぷり入っていて安い。
これでグリスアップしたのですが、整備前との違いがあまりわかりませんでした。
感覚なのであてにはなりませんが。
可能性は三つ。
@このグリスの性能が悪い
A私の整備方法が悪い
Bそもそも私のロードバイクは、グリスアップの必要がなかった
難しいところですが、まあ、現状で満足しておきます。
タイヤ空転時間でも計測して比較したいところですが。
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整備するのも趣味のうち。
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